アトピー性皮膚炎

池袋駅東口からのアクセス 詳細はこちら オンライン予約について 初診・再診受付方法のご案内

オンライン予約について 初診・再診受付方法のご案内

現在の診察待ち状況

診療カレンダー

12月
01
診 療
02
診 療
03
診 療
04
診 療
05
診 療
06
診 療
07
休 診
08
診 療
09
診 療
10
診 療
11
診 療
12
診 療
13
診 療
14
休 診
15
休 診
16
休 診
17
休 診
18
休 診
19
診 療
20
診 療
21
休 診
22
診 療
23
診 療
24
診 療
25
診 療
26
診 療
27
診 療
28
休 診
29
休 診
30
休 診
31
休 診
01
休 診
02
休 診
03
休 診
04
休 診
15、16、17、18日は休診となります。

年末年始は12/28~1/4まで休診です。

日曜日・祝日は休診日です

【診察受付時間】
平日前半 12:00-15:00
平日後半 17:00-21:00
土曜日 12:00-15:00


※診察終了時間30分前までに受付をお済ませください。

※混雑時には受付時間内であっても受付終了とさせていただくことをご了承ください。
1月
29
休 診
30
休 診
31
休 診
01
休 診
02
休 診
03
休 診
04
休 診
05
診 療
06
診 療
07
診 療
08
診 療
09
診 療
10
診 療
11
休 診
12
祝日
13
診 療
14
診 療
15
診 療
16
診 療
17
診 療
18
休 診
19
診 療
20
診 療
21
診 療
22
診 療
23
診 療
24
診 療
25
休 診
26
診 療
27
診 療
28
診 療
29
診 療
30
診 療
31
診 療
01
休 診
日曜日・祝日は休診日です

【診察受付時間】
平日前半 12:00-15:00
平日後半 17:00-21:00
土曜日 12:00-15:00


※診察終了時間30分前までに受付をお済ませください。

※混雑時には受付時間内であっても受付終了とさせていただくことをご了承ください。

:休診 :前半休 :後半休

  • 一般皮膚科
  • 小児皮膚科
  • アレルギー科
  • 美容皮膚科
  • プラセンタ療法
  • にんにく注射
  • ピアス
  • 花粉症
  • 巻き爪治療
  • にきび治療
  • 料金表
  • 化粧品・UVケア商品

化粧品・UVケア商品

患者の気持ち

 

アトピー性皮膚炎でこんなお悩みありませんか?

アトピー性皮膚炎でこんなお悩みありませんか?

突然、肌に現れる赤い盛り上がり(膨疹)と、耐えがたいほどの激しいかゆみ。数時間で跡形もなく消えるものの、また翌日、別の場所に現れる…。この「神出鬼没」の苦痛に、あなたは「いつまでこの生活が続くのだろう」と、不安と疲弊を感じていませんか? アトピー性皮膚炎は、見た目のつらさだけでなく、あなたの睡眠、仕事、人間関係にまで影響を及ぼし、日常生活の質(QOL)を静かに、そして深く、奪っていく病気です。

「たかがかゆみ」と、ご自身のつらさを過小評価していませんか? アトピー性皮膚炎は、あなたの体からのSOSです。多くの方が、「ステロイドは怖い」「体質だから仕方ない」と自己判断や市販薬で一時的に症状を抑えることだけに頼り、根本的な解決を見送りがちです。

特に、かゆみは皮膚を掻き壊す原因となり、湿疹や炎症をさらに悪化させ、症状の長期化を招きます。この悪循環に陥ってしまうと、皮膚のバリア機能が低下し、乾燥・刺激への過敏さがますます増してしまいます。
「もう治らない」と諦めてしまう前に、皮膚科医による専門的なアプローチが必要です。

アトピー性皮膚炎が慢性化すると、かゆみによる睡眠不足が、日中の集中力低下や判断力の鈍化を引き起こし、さらなるストレスや疲労を招きます。そして、このストレスや疲労こそが、アトピー性皮膚炎の症状をさらに悪化させるという、負のスパイラルに陥ってしまうのです。

豊島区池袋エリアでアトピー性皮膚炎治療をお探しの方は池袋皮膚科へお気軽に受診ください。平日21時まで保険診療を行っております。

池袋でアトピー性皮膚炎治療をお探しの方へ

池袋でアトピー性皮膚炎治療をお探しの方へ

池袋という都会の中心地は、多くの機会と利便性を提供する一方で、そこで生活する人々に無意識の負荷を与えています。満員電車、仕事のプレッシャー、夜遅くまでの活動。これらはすべて、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる「自律神経の乱れ」や「皮膚バリア機能の低下」に直結します。当院では、この「池袋の生活様式」が患者様のアトピー性皮膚炎に与える影響を深く理解しています。私たちの理念は、保険診療を軸に、質の高い医療を、あなたの「かかりつけ医」として提供することです。

豊島区池袋エリアでアトピー性皮膚炎治療をお探しの方は池袋皮膚科へお気軽に受診ください。平日21時まで保険診療を行っております。

池袋皮膚科がアトピー性皮膚炎治療で選ばれる3つの理由

1. 池袋で開業10年以上の専門医による「継続的な最適治療」

アトピー性皮膚炎治療の成否は、「症状のレベルに応じた的確な診断」と「長期的な治療計画の継続」にかかっています。院長は、池袋の地域医療に貢献して10年以上の経験を持つ皮膚科医です。

長年の実績から、季節や環境、ストレスといった患者様特有の悪化要因を見抜き、生活指導から外用薬(ステロイド・非ステロイド)、内服薬、そして最新の生物学的製剤までを組み合わせた最適な治療を提供します。「長年の経験」は、単なる年数ではありません。それは、患者様一人ひとりに合わせた「質の高い継続治療」をデザインする確かな診断力と実績なのです。

2. 平日21時までの働く人にも優しい夜間診療実施

アトピー性皮膚炎の症状、特にかゆみは、疲労やストレスの蓄積、夜間の体温上昇により悪化しがちです。しかし、日中忙しく働く方にとって、平日の夕方にクリニックを受診するのは容易ではありません。

当院は、池袋で働くすべての方が、仕事帰りでも安心して専門的な治療を受けられるよう、平日21時までの夜間診療を実施しています。症状が悪化しやすい時間帯に、すぐ皮膚科医の診察を受け、適切な薬の処方や生活指導を受けられる環境は、患者様の不安を軽減し、掻き壊しによる悪化の負のスパイラルを防ぐことにつながると考えております。

3. 池袋駅東口徒歩3分の好立地で治療継続をサポート

アトピー性皮膚炎は、症状を安定させるために継続的な通院が不可欠です。通院の負担は、特に慢性疾患の治療においては、患者様のモチベーションを大きく左右します。

当院は、JR池袋駅東口から徒歩わずか3分、落ち着いた雰囲気のグリーン大通り沿いという好立地にあります。通勤・通学の導線から外れることなく、ストレスなく通院を継続できる環境を整えました。患者様がその「良い治療」を無理なく続けられる環境を整えることまでを、医療サービスの一部だと考えています。通院の負担を極限まで減らし、あなたの治療継続をサポートします。

豊島区池袋エリアでアトピー性皮膚炎治療をお探しの方は池袋皮膚科へお気軽に受診ください。平日21時まで保険診療を行っております。

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎の最大の特徴は、「増悪と軽快を繰り返す慢性の湿疹・皮膚炎」であり、特に「強いかゆみ」と「皮膚の乾燥」を伴うことです。乳幼児期に発症することが多く、皮膚のバリア機能が低下しているため、外部からの刺激やアレルゲンが侵入しやすく、慢性的な炎症状態が引き起こされます。

アトピー性皮膚炎を正しく見極めるには、その持続期間と、患者様の体質(アトピー素因)を確認することが重要なポイントとなります。

アトピー性皮膚炎の分類:急性から慢性へ

アトピー性皮膚炎は、症状の持続期間によって分類され、治療方針や目標設定が異なります。

急性病変

赤み、強いかゆみ、小さなブツブツ(丘疹)、じゅくじゅくとした状態(湿潤)が見られる、炎症が強い時期の皮膚症状です。

適切な治療で炎症を速やかに抑えることが目標となります。

慢性病変

皮膚が厚く硬くなり(苔癬化)、乾燥してゴワゴワしたり、色素沈着を起こしたりしている、炎症が長期化した時期の皮膚症状です。

炎症を抑えるとともに、皮膚のバリア機能回復と、症状の再燃を防ぐための維持療法が重要になります。

アトピー性皮膚炎と関連する症状(アトピー素因)

アトピー性皮膚炎の患者様の一部には、体質的にアレルギー反応を起こしやすい「アトピー素因」があり、他のアレルギー疾患を合併しやすい傾向があります。

当院では、問診時にこれらのアレルギー疾患の既往や家族歴を詳細に確認し、単なる皮膚の炎症治療に留まらず、アレルギー体質全体を考慮に入れた総合的な治療計画を立てることを徹底しています。

豊島区池袋エリアでアトピー性皮膚炎治療をお探しの方は池袋皮膚科へお気軽に受診ください。平日21時まで保険診療を行っております。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の治療において、最も重要なのは「皮膚のバリア機能の低下」と「慢性的な炎症の悪循環」という根本的な構造を理解することです。発症には、遺伝的な体質と、複数の環境要因が複雑に絡み合っており、単一の原因で起こることはむしろ稀です。

アトピー性皮膚炎の発症メカニズムは、大きく「アレルギー素因」と「非アレルギー性素因(皮膚の構造的欠陥)」に分類されます。

1. 皮膚の構造的欠陥(バリア機能の低下)

アトピー性皮膚炎の最大の原因は、生まれつき、あるいは後天的に皮膚の一番外側にあるバリア機能が低下していることです。

遺伝的要因(フィラグリン遺伝子変異など)

皮膚の保湿成分を作り出す遺伝子などに変異があり、角質層の水分保持能力が低く、乾燥しやすい体質です。

乾燥

皮膚の水分や油分が失われ、バリア機能が低下します。これにより、外部からの刺激を受けやすくなります。

外部刺激

汗、衣類の摩擦、石鹸、化学物質などが皮膚に侵入しやすくなり、炎症を引き起こすきっかけとなります。

2. アレルギー性要因(アトピー素因の関与)

バリア機能が低下した皮膚を通して、特定の物質(アレルゲン)が体内に侵入し、免疫システムが過剰に反応することで炎症が引き起こされます。

食物アレルゲン

特に乳幼児期に、卵、牛乳、小麦、ピーナッツなどの食物アレルゲンが関与することがあります。

環境アレルゲン

ダニ、ハウスダスト、花粉、ペットのフケなどが主な原因となります。これらが皮膚に付着・侵入することで、かゆみや炎症が誘発されます。

細菌・カビ

皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌などが異常増殖し、出す毒素がアレルゲンとして作用したり、炎症を悪化させたりすることがあります。

3. 非アレルギー性悪化要因(生活習慣と環境)

アレルギー反応を介さずに、症状を悪化させる生活環境や体内の状態です。

ストレスと疲労、自律神経の乱れ

これがアトピー性皮膚炎の最大の悪化因子の一つです。過度の緊張や睡眠不足は、自律神経を通じてかゆみを増幅させ、炎症を悪化させます。池袋での多忙な生活は、このストレス状態を助長しやすい環境です。

発汗

汗そのものが刺激となってかゆみや炎症を引き起こすことがあります(特に汗をかいた後の放置)。

不適切なスキンケア

刺激の強い洗浄や、不十分な保湿は、バリア機能の回復を妨げ、症状を悪化させます。

豊島区池袋エリアでアトピー性皮膚炎治療をお探しの方は池袋皮膚科へお気軽に受診ください。平日21時まで保険診療を行っております。

アトピー性皮膚炎の日常生活の重要事項(セルフケアの徹底)

お薬は炎症を抑えるためのツールですが、アトピー性皮膚炎を根本的に改善し、薬を必要としない安定した状態へと導く力は、日々のスキンケアと生活習慣の中にあります。私たちが長年の臨床経験から導き出した、「皮膚のバリア機能を回復させる」ための具体的な生活指導をご紹介します。

1. スキンケアの徹底:「清潔」と「保湿」でバリアを修復

アトピー性皮膚炎の治療において、スキンケアは薬物療法と並ぶ二本柱です。

刺激を避けた正しい洗浄

ぬるめのお湯で短時間に:熱いお湯(40℃以上)は皮膚の必要な油分まで奪い、乾燥を悪化させます。ぬるめ(38~40℃以下)のシャワーや入浴で短時間に済ませましょう。

低刺激性の洗浄剤:洗浄力が強すぎる石鹸は避け、低刺激性のボディソープや石鹸を使い、よく泡立てて手で優しく洗いましょう。タオルやブラシでゴシゴシ洗うのは厳禁です。

洗浄剤の残りを防ぐ:石鹸成分が残ると刺激になるため、泡が残らないよう、しっかりと洗い流してください。

適切な「保湿」の徹底

入浴後5分以内に:入浴後、皮膚の水分が蒸発する前に、5分以内を目安に保湿剤を全身に塗布しましょう。

保湿剤の選び方:皮膚科で処方された保湿剤や、低刺激性のものを使用し、乾燥しやすい部位には重ね塗りをするなど、惜しみなくたっぷり塗ってください。保湿はバリア機能を修復し、外部刺激やアレルゲンの侵入を防ぐ上で最も重要です。

2. 「かゆみと掻破」の連鎖を断ち切る

掻く行為は皮膚の炎症を悪化させ、症状の長期化を招く最大の要因です。

冷却でかゆみを鎮める

かゆみを感じたら、掻く代わりに、清潔な布に包んだ保冷剤や濡れタオルなどで優しく冷やしましょう。冷却は神経の興奮を抑え、一時的にかゆみを軽減する最も有効な方法です。

爪の管理と衣類の選択

爪は短く、滑らかに整え、無意識の掻破による皮膚へのダメージを最小限に抑えましょう。衣類はウールや化学繊維など刺激の強い素材を避け、吸湿性の高い綿(コットン)やシルクなど、肌触りの良いものを選びましょう。

3. 悪化因子となる「ストレスと環境」の管理

質の高い睡眠の確保

かゆみで眠れない方は多く、睡眠不足はストレスとなり、症状を悪化させます。最低でも7時間の睡眠を確保しましょう。当院では、かゆみによる不眠を解消するため、眠気が出にくい抗ヒスタミン薬の夜間増量など、「眠り」を確保するための戦略を提案します。

ストレスと疲労の意識的な軽減

仕事や家事の合間に意図的な休息やリラックスの時間を取り入れ、過緊張状態にある自律神経を鎮めましょう。ストレスは、体内の免疫バランスを崩し、炎症を悪化させる最大の要因となります。

室温・湿度の調整

乾燥はバリア機能を低下させるため、特に冬場は加湿器などで湿度を**50%〜60%**に保ちましょう。汗は刺激となるため、夏場はエアコンなどで室温を快適に保ち、汗をかいたら速やかに拭き取るかシャワーを浴びてください。

池袋皮膚科のアトピー性皮膚炎治療

当院のアトピー性皮膚炎治療は、保険診療の基本治療を土台に、患者様の皮膚の状態、重症度、合併症、生活スタイルを細かく分析した上で、薬の種類、量、組み合わせを最適化する「オーダーメイド治療」です。

ここでは、当院で行う主な治療法を、その目的とともにご紹介します。

1. 外用薬治療

炎症のコントロールとバリア機能の回復外用薬は、皮膚の炎症を抑え、バリア機能を回復させるための最も基本的な治療です。

A. ステロイド外用薬

目的: 強い抗炎症作用で、皮膚の赤み、湿疹、かゆみを速やかに鎮めるアトピー治療の核となる薬剤です。

当院の方針: 症状の程度と部位に応じた適切なランクの薬剤を、必要な期間だけ使用する「ランクと量の最適化」を徹底指導します。副作用への不安を軽減するため、安全な使い方を詳しくご説明します。

B. 非ステロイド外用薬・JAK阻害外用薬

目的: ステロイドを減量・離脱する際の維持療法や、特定の部位の炎症抑制、かゆみの軽減に使用します。

当院の方針: ステロイドとは異なる作用機序で炎症を抑えるJAK阻害外用薬(コレクチム軟膏、モイゼルト軟膏など)や、PDE4阻害薬のイブグリース軟膏など、患者様の状態に応じた新しい外用薬も積極的に活用します。

コレクチム軟膏の詳細はコチラ
モイゼルト軟膏の詳細はコチラ
C. その他の補助的な外用薬
目的: 炎症が治まった後の皮膚の状態を改善するためや、特定の症状に対して使用します。

当院の方針: ブイタマークリームなど、炎症後の色素沈着や紅斑(赤み)を改善するための外用薬も、患者様の症状や希望に応じて使用し、よりきれいな肌への回復をサポートします。 ブイタマークリーム 詳しくはこちら

D. 保湿剤

目的: 皮膚のバリア機能を修復・維持し、乾燥を防ぎ、症状の再燃を予防します。外用薬の効果を支える土台となる治療です。

2. 内服薬治療

かゆみのコントロールと炎症の抑制

A. 経口抗ヒスタミン薬

目的: 炎症によって放出されるヒスタミンの働きをブロックし、かゆみと掻破行動を抑えます。

当院の方針: 眠気などの副作用が少ない第二世代抗ヒスタミン薬を中心に、かゆみが強くなる夜間に増量するなど、生活スタイルに合わせた戦略的な処方を行います。

B. JAK阻害薬(内服薬)

目的: 従来の治療で効果が不十分な中等症~重症のアトピー性皮膚炎に対して、体内の炎症伝達物質を強力にブロックし、炎症と強いかゆみを劇的に改善します。

当院の方針: 最新の治療法として積極的に導入しており、オルミエント錠、サイバインコ錠、リンヴォック錠など、患者様の状態に応じた適用を慎重に判断します。

オルミエント錠の詳細はコチラ
サイバインコ錠の詳細はコチラ
C. 漢方薬

目的: 西洋薬による症状のコントロールを助けつつ、患者様ご自身の体質改善を促し、薬の減量・中止が可能な安定した状態を目指します。

3. 注射による治療

最新の生物学的製剤(皮下注射)

A. デュピクセント

目的: 重症のアトピー性皮膚炎に対し、炎症を引き起こす特定のサイトカインの働きをピンポイントで抑える画期的な治療薬です。高い有効性と安全性が確立されています。

当院の方針: 難治性、重症の患者様に対し、この生物学的製剤を積極的に提案・導入しています。

デュピクセントの詳細はコチラ(ボタン) http://ikebukuro-hifuka.com/dupixent.html
B. イブグリース(トラロキヌマブ/アドトラーザ)

目的: デュピクセントと同様に、アトピー性皮膚炎の炎症に深く関わる特定のサイトカイン(IL-13)のみを標的としてブロックする注射薬です。強い炎症とかゆみを長期的に抑え、皮膚の状態の安定を目指します。

当院の方針: デュピクセントとは異なる作用点を持つため、患者様の症状や体質に合わせて最適な生物学的製剤を選択し、治療を進めます。

イブグリースの詳細はコチラ
アドトラーザの詳細はコチラ

4. その他補助的な治療

血中TARC値の測定
血液検査で炎症の程度を客観的に把握し、治療効果の判定や再燃の予測に役立てます。

TARC検査の詳細はコチラ
紫外線治療(エキシマライト)

特定の波長の紫外線を患部に照射し、異常な免疫反応を鎮静化させます。
紫外線治療の詳細はコチラ

アトピー性皮膚炎ページの監修者情報

こんにちは。池袋皮膚科の院長、加藤斉です。

私は池袋皮膚科を開業し、10年以上の間、多くのアトピー性皮膚炎の治療を保険診療で行ってまいりました。アトピー性皮膚炎は、症状の増悪と軽快を繰り返す慢性疾患であり、乳幼児期から成人まで、患者様の年齢や重症度、合併症の有無によって最適な治療方針が大きく変わってくるデリケートな疾患です。

方針を間違えると、炎症が長引き、かゆみによる睡眠不足や皮膚のバリア機能低下が慢性化し、日常生活の質(QOL)の低下に繋がってしまいます。

アトピー性皮膚炎でお困りの方は、池袋皮膚科までお気軽にお越しください。当院は、難治性の成人アトピー性皮膚炎に対しても、皮膚科ガイドラインと最新の知識(JAK阻害薬、生物学的製剤など)をもってしっかりと対応を致します。

保険診療の基本治療を主軸とし、そこで症状のコントロールが難しい場合に限り、これらの最新治療(生物学的製剤など)をご案内することもございますが、決して無理強いは行いません。あくまで保険診療主体の皮膚科となりますので、その点もご安心して受診ください。

アトピー性皮膚炎の治療の流れ

治療のゴールは、症状を安定させ、薬を減らしても症状が出ない状態(寛解)を長く維持することです。当院では、以下の4つのステップで、患者様一人ひとりに最適な治療計画を立てます。

ステップ1:詳細な問診とアセスメント

治療の最初の、そして最も重要なステップは、あなたの皮膚の状態と生活背景を深く理解することです。
問診内容 症状の具体的な状態: 湿疹の部位、かゆみの強さ、皮膚の乾燥度、掻き壊しの有無など、炎症の状態を把握します。

悪化因子と生活背景: 既往歴、家族歴に加え、当院では特に「スキンケア習慣(洗浄・保湿の方法)」「ストレスレベル」「睡眠の質」「アレルギー疾患の合併」といった、皮膚のバリア機能や炎症に関わる因子を徹底的にヒアリングします。

ステップ2:初期診断と原因特定のための検査

視診と問診に基づき、症状のタイプ(急性・慢性)と重症度を診断します。

検査の検討
アレルギー検査: アレルゲンの関与が疑われる場合に、血液検査(RAST/MAST法など)を行い、原因となる可能性のある食物やダニ、ハウスダストなどのアレルゲンを特定します。

血中TARC値測定: 炎症の程度を客観的に把握し、治療効果の判定や重症度の評価に役立てます。不必要な検査は極力避け、患者様の負担を軽減します。

ステップ3:初期治療(炎症の抑制とバリア機能の回復)

診断に基づき、速やかな炎症のコントロールと皮膚の土台作りを目指します。

初期薬物療法の開始 外用薬: 症状の程度と部位に応じたステロイド外用薬や非ステロイド外用薬を処方し、炎症を迅速に抑えます。同時に、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬の内服を開始します。

スキンケア指導の徹底: 正しい洗浄・保湿の方法を具体的な手順で詳しくご説明します。このスキンケアによるバリア機能の回復が、その後の治療効果を最大限に引き出します。

ステップ4:効果判定と「オーダーメイド治療」への移行

診断に基づき、速やかな炎症のコントロールと皮膚の土台作りを目指します。

初期治療の効果を判定し、症状が安定しない場合は、薬の調整を行います。ここからが当院の専門性の発揮どころです。

薬のステップアップ・調整
症状が治まらない場合、外用薬のランクや使用方法を再検討します。

それでも改善しない中等症~重症の成人アトピーに対しては、JAK阻害薬(内服)や生物学的製剤(注射)といった最新の治療法への移行を慎重に検討・ご提案します。

症状が安定したら、ステロイド外用薬の減量や維持療法(プロアクティブ療法など)へ移行し、薬を必要としない状態(寛解)の維持を目指します。

アトピー性皮膚炎のよくあるご質問

アトピー性皮膚炎について患者様からよく寄せられる疑問や不安に関するご質問に、皮膚科医の立場からお答えします。疑問を解消し、安心して治療に専念してください。

Q アトピー性皮膚炎の治療で、お風呂に入ってもかまいませんか?
A 基本的には入浴は可能であり、むしろ毎日の正しい入浴はアトピー治療の基本です。しかし、温度と洗い方に十分注意してください。熱すぎるお湯(40℃以上)は皮膚の油分を奪い、かゆみを悪化させる原因となります。ぬるめ(38~40℃以下)のシャワーや短時間の入浴を心がけましょう。石鹸をよく泡立て、手で優しく洗い、タオルやブラシでの摩擦は絶対に避けてください。入浴後5分以内の保湿が最も重要です。
Q ステロイド外用薬は怖いと聞きますが、副作用の心配はありませんか?
A そのご心配は非常によく理解できます。ステロイドには確かに副作用のリスクがありますが、それは使用方法を間違えた場合や長期にわたって不適切に使用した場合に起こります。現在、皮膚科の治療ガイドラインでは、症状の重症度や塗る部位(顔、体など)に応じて、適切な強さ(ランク)と量を使い分けることが確立されています。当院では、患者様一人ひとりに、薬のランク、塗る量、期間を明確に指導し、副作用のリスクを最小限に抑えながら炎症を効果的に抑える治療を行いますので、ご安心ください。
Q アトピー性皮膚炎はアレルギー検査で原因を特定できるのでしょうか?
A アレルギー検査は治療の方向性を決める上で非常に有効ですが、原因をすべて特定できるわけではありません。ダニやハウスダストなどの環境アレルゲンや、食物アレルゲンが関与している場合は検査が役立ちます。しかし、成人型アトピーの多くの原因は、皮膚のバリア機能の低下、乾燥、ストレスといった複合的な非アレルギー性の要因です。検査結果が陰性であっても、「アトピー体質」として、スキンケアと炎症抑制を軸にした治療を継続していくことが重要です。

アトピー性皮膚炎に関連するページ

準備中

診療時間・マップ

所在地
〒171-0022
豊島区南池袋2丁目-29-10 金井ビル2階
電話
03-6912-5320
最寄駅
JR「池袋駅」東口より徒歩約3分
有楽町線「東池袋駅」より徒歩約2分
診療科目
一般皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科

診療受付時間

 
12:00~15:00
17:00~21:00
 
12:00~15:00

※混雑状況により受付終了時間が早まることがございますので、お早目の受診をお願い致します。

休診日:日曜・祝日

保険診療のお支払いは現金のみです。