Vビーム

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Vビーム(ブイビーム)とは

Vビーム

皮膚の病気は、患者様ご自身でも見ることができ、その治療効果も他の臓器の病気の治癒と比べて一目でわかるため、診療に当たる医師には皮膚疾患の豊富な知識と経験が必要となります。

池袋皮膚科では、丁寧な問診ならびに視診、必要に応じて検査をしながら治療にあたります。 治療により皮膚疾患が改善する方が多いのですが、疾患によりましてはなかなか治りにくく難治性の方もおられます。 現状維持あるいは疾患の悪化防止のための治療ではなく、積極的に十分なインフォームドコンセントをさせて頂くとともに、必要な高度医療機関等と適切に連携し、治療を行っていきます。

以下によくみられる皮膚疾患のご説明をさせて頂きます。

よくみられる皮膚科対象疾患

Vビーム(Vbeam)は、赤い色素(酸化ヘモグロビン)に選択的に吸収される波長 595nm のレーザーを用いた、血管腫や赤ら顔治療の「ゴールドスタンダード」とされる医療機器です。当院で採用している「VビームⅡ」は、従来機よりも大口径のスポット照射が可能となり、より深く、均一にエネルギーを届けることができる進化型です。

  • 作用のメカニズム選択的光熱融解理論周囲の正常組織を傷つけることなく、血管内の赤血球のみに熱ダメージを与えます。
  • 血管の凝固と破壊熱によって拡張した毛細血管を凝固・収縮させ、赤みを目立たなくさせます。
  • コラーゲン生成の促進照射時の熱刺激は、真皮層の線維芽細胞を活性化させるため、ニキビ跡の凹凸改善や肌のハリ向上といった副次的効果も期待できます。

当院は池袋エリア最大級のニキビ治療実績を誇りますが、ニキビが治った後に残る「炎症後紅斑(ニキビ跡の赤み)」に対し、このVビームは非常に強力な手立てとなります。

Vビームのメリット

熟練の皮膚科医の観点から、当院のVビーム治療には以下の大きな利点があります。
ダイナミッククーリングデバイス(DCD)による安全性照射の直前にマイナス26℃の冷却ガスを噴射し、表皮を保護します。
これにより、痛みの軽減と火傷のリスクを最小限に抑えつつ、高出力での治療が可能です。
保険診療と自費診療のシームレスな対応当院は厚生労働省認可の医療機器を設置しており、単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症については保険適用での治療が可能です。
「救済」を目的とした独自の価格設定「赤ら顔や酒さで悩んでいる方を一人でも多く救いたい」という理念のもと、保険適用外(自費)となるケースでも、保険診療の3割負担と同額程度の価格設定を行っています。
経済的なハードルで治療を諦める必要はありません。
ダウンタイムのコントロール照射設定(パルス幅)を細かく調整することで、紫斑(内出血)を出してしっかり治すモードから、日常生活に支障が出にくいマイルドな照射まで、患者様のライフスタイルに合わせた提案が可能です。

Vビームのデメリット

医療として誠実に、考えられるリスクや副作用も事前にお伝えします。
一時的な腫れと赤み照射直後から数日間、皮膚に赤みや浮腫(むくみ)が生じることがあります。
特に目の周りなどは腫れが出やすい部位です。
紫斑(内出血)の可能性血管を強く破壊する設定で照射した場合、1〜2週間ほど紫斑が残ることがあります。
これは治療プロセスの一環であり、必ず消失しますが、大事な予定がある場合は照射時期の調整が必要です。
複数回の治療が必要血管の深さや太さには個人差があるため、1回の照射で完結することは稀です。
教科書的には3〜5回程度の継続的な治療で、段階的に改善を実感していただくのが一般的です。
炎症後色素沈着のリスク稀に、治療後の反応として一時的に茶色っぽい色素沈着が出ることがあります。
適切なアフターケア(遮光・保湿)が不可欠です。

Vビームの効果

Vビームの最大の特徴は、特定の疾患だけでなく、「皮膚の赤み」という悩みを包括的に解決できる点にあります。ヘモグロビンにのみ反応する性質を利用し、不要な血管を標的とすることで、肌のトーンを正常化させます。

Vビームの効果はいつからか?

治療直後から血管の収縮が見られる場合もありますが、一般的には照射後2週間〜1ヶ月かけて、破壊された血管が体内に吸収されることで徐々に赤みが引いていきます。

  • 1回目肌全体のトーンがわずかに明るくなる、あるいは一部の目立つ血管が消える。
  • 3〜5回目多くの患者様が「明らかに赤みが薄くなった」と実感される標準的な回数です。

Vビームの酒さへの効果

酒さ(しゅさ)は原因不明の慢性的な赤みが特徴ですが、Vビームは「血管拡張型酒さ」に対して非常に有効です。
過剰に増殖した毛細血管を壊すことで、顔全体の火照りや、温度変化で顔が真っ赤になる症状を緩和します。
当院では、保険診療の負担額に準じた価格設定により、長期的なケアが必要な酒さ患者様の継続的な治療をサポートしています。

Vビームの赤ら顔への効果

「赤ら顔」と一言で言っても原因は様々ですが、真皮層の毛細血管が透けて見えている状態に対し、Vビームは強力にアプローチします。
特に、自律神経の乱れや寒暖差で赤くなりやすい「反応性の赤ら顔」に対しても、血管の過剰な反応を抑える効果が期待できます。

Vビームの毛細血管拡張症への効果

【保険適用疾患】 肉眼で糸くずのように血管が見える「毛細血管拡張症」は、Vビームが最も得意とする疾患の一つです。
浮き出た血管にピンポイントで照射することで、血管を凝固させ、目立たなくさせます。
鼻翼周りや頬に見られる細い血管には、1〜2回の照射でも劇的な変化を感じる方が多いのが特徴です。

Vビームのニキビ跡への効果

池袋最大級のニキビ治療件数を誇る当院において、Vビームは欠かせない治療です。
ニキビが治った後の「炎症後紅斑(赤いニキビ跡)」は、皮膚の中で炎症が長引いているサインです。
Vビームを照射することで、炎症を早期に鎮静化させ、色素沈着やクレーター状の凹凸に移行するのを防ぐ「予防的治療」としての側面も持ち合わせています。

Vビームの小鼻の赤みへの効果

小鼻のキワ(鼻翼基部)の赤みは、メイクでも隠しにくく、顔の印象を左右する部位です。
この部位は血管が複雑に密集しているため、熟練の医師による出力調整と照射角度の設定が重要です。
VビームⅡのスポット照射を用いることで、細かい部位の血管も的確に捉えることが可能です。

Vビームの効果は永久か?

結論から申し上げますと、「破壊された血管については再開通しない(永久的)」ですが、「新しい血管ができる可能性はある」というのが医学的な回答です。

  • 血管腫など一度破壊されれば、基本的には再発しません。
  • 酒さ・赤ら顔体質的な要因や生活環境(紫外線、飲酒、刺激物)によって、数年かけて新しい血管が拡張することがあります。
  • 維持療法美しい状態をキープするため、半年〜1年に1回程度のメンテナンス照射を推奨する場合もあります。

Vビームレーザーの仕組み

Vビームがなぜ「赤み」に特効性があるのか。その理由は、レーザーの波長とターゲットとなる組織の相性にあります。物理学的な根拠に基づいた、安全かつ効果的な仕組みを紐解きます。

1.ターゲットは「ヘモグロビン」

Vビームから発せられる 波長 595nm(ナノメートル) のレーザー光は、血液中の赤血球に含まれる酸化ヘモグロビンに強く吸収される性質を持っています。選択性: 他の組織(水やメラニン)への吸収を抑えつつ、ターゲットである「赤い血管」にだけ熱エネルギーを集中させることができます。

深達度: 595nmという波長は、皮膚の表面だけでなく、真皮のやや深い層にある血管まで到達する絶妙なバランスを維持しています。

2.選択的光熱融解(Selective Photothermolysis)

これはレーザー治療の根本となる理論です。ターゲットとなる血管の太さに合わせた照射時間(パルス幅)を設定することで、周りの正常な皮膚組織に熱ダメージを広げることなく、血管だけを熱凝固・破壊します。当院の「VビームⅡ」は、このパルス幅を極めて細かく調整できるため、細い毛細血管から太い血管腫まで、症状に合わせたオーダーメイドの照射が可能です。

3.DCD(ダイナミッククーリングデバイス)の役割

Vビームには、皮膚を保護するための画期的な冷却システムが内蔵されています。瞬時の冷却: レーザー照射のわずか数ミリ秒前に、マイナス$26$℃の冷却ガス(クライオゲン)を肌表面に噴射します。
痛みの緩和と安全: 表皮を瞬時に凍結に近い状態にすることで、熱による痛みと火傷のリスクを劇的に軽減します。これにより、深部の血管を破壊するのに十分な高出力照射が可能となります。

4.血管の再構築とコラーゲン生成

熱によって破壊された血管は、老廃物として徐々に体内に吸収されていきます。また、レーザーの熱刺激は真皮層の線維芽細胞(コラーゲンを作る細胞)を活性化させます。
副次的効果: 赤みを消すだけでなく、肌のキメが整い、小じわやニキビ跡の凹みがふっくらと改善する「肌質改善効果」が生まれるのはこのためです。

Vビームの種類

Vビームは、米国のシネロン・キャンデラ社によって開発され、長年にわたり血管治療の世界的スタンダードとして君臨してきました。技術の進歩とともに進化を遂げ、現在は主に3つの世代に分けられます。

Vビーム

1990年代に登場した初期モデルです。それまでの血管治療用レーザーに比べ、標的となる血管への選択性が飛躍的に向上しました。

  • 特徴波長 595nm を採用し、DCD(冷却システム)の原型が搭載されました。
  • 現在照射スポットのサイズが小さく、出力の安定性の面からも、現在は多くのクリニックで後継機への入れ替えが進んでいます。

VビームⅡ

【当院採用機種】
現在、日本の医療現場で最も信頼され、広く普及しているのがこの「VビームⅡ」です。多くの臨床データに基づいた保険診療の適応機でもあります。

  • 進化したパルス幅調整1つのレーザーを8つのマイクロパルスに分割して照射する技術が導入されました。これにより、強力なエネルギーを維持しながら、皮膚への負担(内出血のリスク)を最小限に抑えることが可能になりました。
  • 大口径スポット初代よりも大きなサイズでの照射が可能となり、顔全体の赤ら顔や広範囲の血管腫に対しても、ムラなくスピーディに、そして深部まで均一に治療を行うことができます。
  • 完成された安定性熟練の医師にとって、出力と結果の相関が非常に予測しやすく、ニキビ跡から毛細血管拡張症まで、狙い通りの効果を出しやすい「完成された名機」と言えます。

Vビームプリマ

シリーズの最新世代として登場したモデルです。

  • 2つの波長従来の $595nm$ に加え、より深い層に届く 1064nm(Nd:YAGレーザー)が搭載されました。
  • さらに大きなスポットより広範囲の治療効率が向上しています。
  • 現状非常に高価な最新設備ですが、赤ら顔やニキビ跡の治療における基本的な有効波長(595nm)についてはVビームⅡと共通です。当院では、VビームⅡを用いることで、保険診療の3割負担と同等の価格設定という、患者様の通いやすさと救済を優先した体制を整えています。

医師の視点:なぜ当院は「VビームⅡ」にこだわるのか

最新機種であるプリマも優秀ですが、VビームⅡは「世界中で最も治療データが蓄積されている」という圧倒的な安心感があります。
特に池袋最大級のニキビ治療を行う当院においては、ニキビ跡の繊細な赤みに対し、どの程度の出力で、どのパルス幅が最適かという知見がVビームⅡにおいて完全に確立されています。

「最新かどうか」よりも「その機器をいかに熟知し、患者様の症状に合わせて使いこなせるか」が、皮膚科治療において最も重要であると私たちは考えています。

Vビームの間隔とは

Vビームの照射間隔は、治療目的(保険診療か自費診療か)および、皮膚の修復サイクルを考慮して決定します。

保険診療の場合

制度上、「3ヶ月に1回」の間隔で照射を行います。これは、血管が破壊され、体内に吸収されて組織が安定するまでに一定の期間を要するため、医学的妥当性に基づき設定されています。

自費診療(ニキビ跡・赤ら顔など)の場合

当院では、より早い改善を希望される方に対し、「4週間〜1ヶ月に1回」のペースを推奨しています。 皮膚のターンオーバーは約28日周期であり、前回の照射による炎症が完全に落ち着いたタイミングで次を打つことで、効率よく赤みを減らしていくことが可能です。

無理に短い間隔で照射すると、皮膚へのダメージが蓄積し、色素沈着のリスクが高まるため、熟練した医師が肌の状態を診て適切な時期を判断します。

Vビームは何回行うのか?

Vビームは1回で全てを消し去る魔法ではありません。血管の太さや深さに合わせ、段階的に改善を目指す治療です。

  • 1〜2回「少し赤みが引いたかな?」という変化や、細い毛細血管の消失を実感し始める段階です。
  • 3〜5回標準的な治療回数です。酒さや広範囲の赤ら顔、ニキビ跡の赤みにおいて、周囲からも「白くなった」と気づかれるレベルまで改善することが多いです。
  • 5回以上重度の毛細血管拡張や、深い場所にある血管腫などの場合、さらに回数を重ねることで満足度を高めます。

池袋最大級のニキビ治療実績を持つ当院では、ニキビ跡の赤みに関しては「3回」を一つの目安としてご提案し、経過に応じて回数を調整しています。

Vビームの痛み

ビームの痛みは、よく「ゴムでパチンと弾かれたような感覚」と表現されます。

痛みを抑える仕組み:DCD

前述の通り、Vビームには「ダイナミッククーリングデバイス(DCD)」という冷却システムが備わっています。レーザー照射の直前にマイナス26℃のガスが吹きかかるため、熱による痛みを瞬時に和らげます。

部位による違い
  • 頬や額比較的痛みを抑えやすい部位です。
  • 鼻周り・口の周辺皮膚が薄く神経が敏感なため、他の部位より少し痛みを感じやすい傾向にあります。

熟練医によるコントロール

痛みは照射エネルギー(出力)やパルス幅に比例します。 当院では、患者様の痛みの耐性を確認しながら、効果を最大限に出しつつも耐えられる範囲内で出力を微調整します。「痛みが怖くて治療を躊躇している」という方も、当院の医師・スタッフが寄り添い、冷却を強化するなどの対策を行いながら進めますのでご安心ください。

Vビームの経過

Vビームは非常に効果の高いレーザーですが、血管を標的とする特性上、術後の経過には個人差があります。ここでは一般的な経過のプロセスを時系列で解説します。

Vビームの直後

照射直後は、治療部位に日焼けしたような熱感と赤みが生じます。

  • 赤みと腫れ多くの患者様に見られる正常な反応です。通常、数時間から半日程度でピークを過ぎます。
  • 紫斑(内出血)出力を高めに設定した場合や、血管が密集している部位には、紫色〜青黒い「紫斑」が出ることがあります。これは狙った血管がしっかり破壊された証拠でもあります。
処置

当院では照射直後に適切なクーリングを行い、必要に応じて炎症を抑える軟膏を塗布します。

Vビームの翌日

翌朝は、前日よりも「むくみ」や「赤み」が強く感じられることがあります。

  • 色の変化紫斑が出た場合、翌日はより色が濃く見えることがありますが、一時的なものです。
  • 洗顔・メイク基本的に翌日から可能です。ただし、摩擦は厳禁です。優しく泡で洗顔し、厚塗りを避けたメイクを推奨します。
  • 外出炎症後色素沈着を防ぐため、日焼け止めによる徹底した紫外線対策を開始してください。

Vビーム後は顔がパンパンになるのか?

結論から申し上げますと、「照射範囲や出力によっては、数日間かなり強い腫れ(浮腫)が出ることがあります」。

特に以下の条件に当てはまる場合は、注意が必要です。

  • 広範囲の照射両頬全体や顔全体に強く照射した場合。
  • 目の周囲の照射目の下の皮膚は非常に薄いため、水分が溜まりやすく、翌朝に目が開きにくいほど腫れることがあります。
  • 高出力設定頑固な赤みを撃退するために出力を上げた場合。
腫れのピークと引き方
  • ピーク翌日〜2日後が最も腫れやすく、人によっては「顔がパンパンになった」と感じるかもしれません。
  • 収束3日目あたりから急激に引き始め、1週間以内にはほとんど気にならない状態まで落ち着くのが一般的です。

熟練医からのアドバイス
大事なイベント(結婚式や面接など)がある場合は、念のため2週間以上の余裕を持って予約を入れることをお勧めします。当院では、患者様のスケジュールに合わせて、腫れを最小限に抑えるマイルドな照射にするか、効果を優先したしっかりとした照射にするか、事前に細かく打ち合わせを行います。

Vビームのビフォーアフター

Vビーム治療において、患者様が期待できる変化は疾患や症状によって異なります。教科書的な経過としてのビフォーアフターのポイントを整理します。

1.酒さ・赤ら顔

  • ビフォー顔全体、あるいは頬や鼻周りが常に赤く、気温差や飲酒で火照りやすい状態。
  • アフター数回の照射を経て、毛細血管の密度が減少。顔全体のトーンが均一になり、急激な火照り(フラッシング)も軽減されます。

2.ニキビ跡(炎症後紅斑)

  • ビフォーニキビ自体は治っているが、平坦な赤い跡が点在し、不潔な印象や「治っていない感」を与えてしまう状態。
  • アフター炎症が早期に沈静化し、赤みが消失。肌の再構築が促されることで、ニキビ跡が目立たなくなり、清潔感のある肌質へと改善します。

3.毛細血管拡張症

  • ビフォー鼻翼のキワなどに、糸くずのような細い赤い血管が浮き出て見える状態。
  • アフター血管が熱凝固され、1〜2回の照射でも「線」が見えなくなるほど劇的な変化を感じやすいのが特徴です。

当院のこだわり

池袋最大級のニキビ治療実績を持つ当院では、単に赤みを消すだけでなく、その後の「美肌」までを見据えたパラメータ設定を行っています。

Vビームが保険適用条件とは

「Vビームは高い」というイメージを持たれがちですが、特定の疾患については厚生労働省から保険診療が認められています。

保険適用となる疾患

VビームⅡを使用して以下の疾患を治療する場合、保険が適用されます。

  • 単純性血管腫生まれつきある平坦な赤いアザ。
  • 苺状血管腫乳幼児期に現れる、盛り上がった赤いアザ。
  • 毛細血管拡張症真皮の毛細血管が拡張し、皮膚から透けて赤く見える状態。

※「酒さ」については、現在の日本の保険制度では「毛細血管拡張」を伴う場合に保険適用として認められることが一般的です。

保険適用のルール

  • 照射間隔3ヶ月に1回以上の間隔を空ける必要があります。
  • 費用照射面積によって全国一律で定められています(例:10㎠未満の場合、3割負担で約6,500円程度。別途、初再診料や処方箋料がかかります)

当院独自の「救済」価格設定

ここが当院の最も大きな特徴です。 医学的には治療が必要な「赤ら顔」や「ニキビ跡」であっても、制度上「美容目的」とみなされ自費診療になるケースが多々あります。

「悩んでいる人を助けたい」という強い想いから、当院では保険適用外となる場合でも、保険診療の3割負担と同額程度の価格設定(自費診療)を行っています。

  • 「保険が効かないから高額になる」と諦めていた方
  • ニキビ跡の赤みが引かずに何年も悩んでいる方

このような方々が、経済的な負担を最小限に抑えて、熟練の皮膚科医による適切なレーザー治療を受けられる体制を整えています。

Vビームのダウンタイム

Vビームは皮膚表面を傷つけるレーザーではありませんが、血管を熱凝固させる性質上、特有のダウンタイムが生じます。
これらは「副作用」というよりも、血管を破壊・収縮させる過程で起こる「正常な生体反応」です。

当院では、患者様のライフスタイル(仕事やイベントの有無)に合わせ、ダウンタイムを最小限に抑える設定から、効果を優先した設定まで柔軟に調整を行っています。

Vビームの紫斑(内出血)は消えないのか

患者様から「この紫色の跡は一生残るのですか?」とご質問をいただくことがありますが、紫斑(内出血)は必ず消えます。永久に残ることはありません。

原因

血管内のヘモグロビンに熱が集中し、血管壁が一時的に破れることで起こります。

消失までの期間

通常 1週間から10日、長くとも2週間以内には黄色っぽくなり、自然に吸収されて消失します。

メリット

実は、紫斑が出る設定(パルス幅を短くする設定)の方が、血管をより確実に破壊できるため、頑固な赤みには治療効果が高いという側面があります。

当院では、メイクで隠せる程度の薄い内出血に留める調整も可能です。ご希望の方は診察時にご相談ください。

Vビームの小鼻のダウンタイム

小鼻(鼻翼)やその周辺の毛細血管拡張症に対する照射は、他の部位とは少し異なる経過を辿ることがあります。

赤みの遷延

小鼻は皮脂分泌が盛んで、照射後に少し赤みが長引く(3〜5日程度)傾向があります。

カサブタの可能性

小鼻のキワは出力が集中しやすいため、稀に薄いカサブタ(マイクロクラスター)ができることがありますが、数日で自然に剥がれ落ちます。無理に剥がさないことが大切です。

効果の実感

ダウンタイムを経て赤みが引いた後は、最も効果を実感しやすい部位でもあります。

Vビームの腫れはどの程度か

腫れの程度は「照射面積」と「出力」に比例します。

腫れの程度と期間の目安
程度 状態の目安 期間
軽度 照射部位が少しむくんでいる、あるいは蚊に刺されたような腫れ。 数時間〜24時間
中等度 中等度 周囲から見ても「少し顔がむくんでいるな」と分かる状態。 2〜3日間 2〜3日間
重度 目の周りなどに照射した場合、翌朝目が開きにくいほどパンパンになる。 3〜5日間
腫れを抑えるコツ

照射当日は激しい運動、長風呂、飲酒を避けてください。また、寝る時に枕を少し高くして休むと、顔のむくみが軽減されやすくなります。

Vビーム(ブイビーム)の施術の流れ

当院では、医学的エビデンスに基づき、安全性を最優先した手順でVビーム照射を行います。初めての方でもリラックスして受けていただけるよう、熟練のスタッフがサポートいたします。

STEP1:診察・カウンセリング

まずは皮膚科専門医が、お肌の状態を丁寧に診察します。

診断

赤みの原因が「毛細血管拡張症」なのか「酒さ」なのか、あるいは「ニキビ跡の炎症」なのかを正しく判別します。

治療計画

保険適用の可否を確認し、患者様のライフスタイルに合わせた照射出力やスケジュールを組み立てます。池袋皮膚科の理念に基づき、自費診療の場合でも保険診療の3割負担と同等の価格設定をご案内します。

STEP2:洗顔・クレンジング

レーザーの効果を最大限に発揮させるため、メイクや皮脂、日焼け止めを完全に落としていただきます。

重要性

肌に汚れや油分が残っていると、レーザーが不適切に反応し、火傷のリスクや効果の減弱につながるため、専用のパウダールームで丁寧に洗顔していただきます。

STEP3:Vビーム(ブイビーム)照射

専用のベッドに横になっていただき、目を保護するゴーグルを装着します。

照射開始

熟練の医師が、部位や症状に合わせて細かくパラメータを調整しながら照射します。

DCD冷却

照射の直前に「シュッ」という音とともに冷却ガスが吹きかかり、熱感と痛みを和らげます。

所要時間

範囲によりますが、数分から15分程度で終了します。

STEP4:アフターケア・沈静

照射直後の肌は一時的に熱を持っています。

クーリング

必要に応じて冷却を行い、炎症を抑える軟膏や保護剤を塗布します。

経過観察

紫斑(内出血)や腫れの出方を確認し、ご自宅でのケア方法を改めて説明します。

STEP5:お会計・次回予約

パウダールームでお直しをしていただいた後、お会計となります。

次回予約

Vビームは継続することで真価を発揮します。適切な間隔(保険なら3ヶ月、自費なら1ヶ月程度)で次回の予約をお取りいただくことをお勧めしています。

熟練医からのアドバイス

施術当日は、お肌が非常にデリケートな状態です。当院では、お帰りの際の日焼け対策や、当晩の洗顔方法についても詳しくお伝えしています。少しでも不安なことがあれば、どのステップでも遠慮なくスタッフにお声がけください。

Vビームの値段(保険適用の場合)

Vビーム治療の保険診療における費用は、厚生労働省によって全国一律で定められています。そのため、どの医療機関で受けても基本となる照射費用は変わりません。

2024年6月の診療報酬改定により、色素レーザー照射法の算定点数が引き上げられました。最新の点数に基づいた、3割負担の場合の目安料金は以下の通りです。

保険診療の料金目安(3割負担の場合)

照射面積(サイズ)によって段階的に設定されており、10㎠(約3cm×3cm強)ごとに加算されます。

照射面積 3割負担の料金(目安)
10㎠未満 約8,140円
20㎠未満 約9,640円
30㎠未満 約11,140円
50㎠未満 約14,140円
100㎠未満 約21,640円
180㎠以上(上限) 約33,640円

Vビームの値段(自由診療の場合)

Vビームのよくあるご質問

Q 1回の治療で赤みは完全になくなりますか?
A 結論から申し上げますと、1回の照射で完全に消失させるのは難しいのが実情です。 毛細血管の太さや深さは重層的であり、1回の照射で反応するのはその一部だからです。一般的には3〜5回程度の治療を繰り返すことで、段階的に血管の密度を減らし、目立たなくさせていきます。ただし、小鼻のキワにある細い血管などは、1回でも劇的な変化を実感いただける場合があります。
Q 日焼けをしていますが、Vビームは受けられますか?
A 強い日焼けをしている状態(サンバーン)での照射はおすすめできません。 Vビームのレーザーはヘモグロビンに反応しますが、表皮のメラニンにも一部吸収される性質があります。日焼けでメラニンが活性化している肌に照射すると、火傷や炎症後色素沈着のリスクが高まるため、日焼けが落ち着いてからの治療をご提案します。安全を第一に考え、治療期間中は徹底した紫外線対策をお願いしています。
Q ニキビ跡が赤く、さらにクレーター(凹凸)もあります。どちらに効きますか?
A Vビームが直接的にターゲットとするのは「赤み(炎症後紅斑)」です。 しかし、Vビームの熱刺激は真皮層のコラーゲン産生を促すため、浅いクレーターや肌の質感改善には副次的な効果が期待できます。深いクレーターの場合は他の治療(ダーマペンやサブシジョンなど)との組み合わせが有効ですが、まずは赤みを引かせることで、肌全体の清潔感や凹凸の影を改善することが、美肌への第一歩となります。
Q 施術当日に、洗顔やメイク、お風呂は可能ですか?
A シャワーや洗顔は当日から可能です。ただし、照射部位は非常にデリケートになっているため、ゴシゴシ擦るような刺激は厳禁です。 メイクについては、当院では翌日からの使用を推奨していますが、どうしても必要な場合は、低刺激なものであれば当日から可能です。また、当日の長風呂や激しい運動、過度な飲酒は、血流を良くして腫れや赤みを強くさせる原因となるため、控えていただくようお願いしています。
Q Vビーム後の内出血(紫斑)を早く治す方法はありますか?
A 紫斑は身体の自然な吸収プロセス(ヘモグロビンの代謝)によって消えていくため、劇的に早める魔法のような方法はありません。 しかし、血行を良くしすぎると内出血が広がる可能性があるため、数日間は安静に保つことが基本です。その後は通常のスキンケアを優しく行い、決して揉んだり刺激を与えたりしないでください。コンシーラー等で隠すことは可能ですので、生活に支障がある場合は、隠し方のアドバイスもさせていただきます。

Vビームページの監修者情報

院長 加藤斉

池袋皮膚科のVビーム特設ページをご覧いただきありがとうございます。当院は、池袋エリアで最大級のニキビ・皮膚疾患の治療実績を積み重ねてまいりました。日々、多くの患者様と向き合う中で感じるのは、「赤ら顔」や「ニキビ跡の赤み」が、ご本人の自信をいかに深く損ねているかという現実です。

Vビーム治療は、その悩みに対する「出口」となる素晴らしい治療です。当院では、保険診療の枠組みを大切にしながら、制度の壁で治療を諦めてしまう方が出ないよう、誠実な価格設定と熟練の照射技術を追求しています。「赤み」というコンプレックスから解放され、本来の明るい笑顔を取り戻していただくことが、私たちの最大の喜びです。

診療時間・マップ

所在地
〒171-0022
豊島区南池袋2丁目-29-10 金井ビル2階
電話
03-6912-5320
最寄駅
JR「池袋駅」東口より徒歩約3分
有楽町線「東池袋駅」より徒歩約2分
診療科目
一般皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科

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17:00~21:00
 
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