麻しん風しん混合ワクチン　抗体検査｜皮膚のお悩みは豊島区の池袋皮膚科へ 夜間診療

麻疹・風疹混合ワクチン（MRワクチン）とは、麻しんワクチン、風しんワクチンを混合したものです。現在は、定期予防接種で2回接種が行われています。

• 1期：生後12か月～24か月が推奨されています
• 2期：小学校就学前1年間（5歳～7歳未満）

下記のような方々には接種が推奨されています。

• 予防接種を受けていない方
• 1回しか接種していない方
• 予防接種を受けたかどうかわからない方
• 海外へ行かれる方
• 妊娠中の方、あるいは妊娠を希望しているご夫婦

また、これまでの予防接種事業変遷の影響のため、年齢によるワクチンの接種歴が大きく異なります。 特に、30歳代後半～50歳代の男性は風疹に対する免疫が不足、あるいは免疫が全く無い場合が多いため、ワクチン接種かあるいは抗体価の確認が勧められます。

ワクチンによる効果

麻しん

ワクチン未接種者や1回接種者を中心として罹患します。 2006年、麻しん風しん混合ワクチン（MR混合ワクチン）が導入され、2回接種が開始されました。

麻しんワクチンは1回の接種では免疫が十分に得られないケースもありますが、2回接種をすると免疫獲得率はほぼ100％（97～99％以上）とされています。2回接種にしたことで、麻しんの国内発症数は減少しています。 ただ、輸入感染による集団発生の可能性はまだありますので、そういった事からもワクチン接種は非常に重要です。

また、麻しん患者と接触後72時間以内にワクチンを接種することで、麻しんの発症を防げる可能性もあるとされています。

風しん

風しんワクチン1回接種による免疫獲得率は95％、2回接種では約99％と考えられています。1回でも非常に高い数値ではありますが、万全を期すためには、2回の接種をお勧めします。

ワクチンによる副反応

接種後1週間前後で熱が出る子が5～20%程度いますが、通常1～2日でおさまります。 ただ、変わった症状が見られた場合は、すぐに医師の診断を受けてください。
（※ワクチンが関連しているか否かに関わらず、受診してください）

MRワクチンはその名の通り、2種類のワクチンの混合ですが、単独の麻しんワクチン、風しんワクチンに比べて副作用が強いなどといった事はありませんのでご安心ください。

麻しん・風しんの病気にかかったことのある方

麻しん・風しんの病気にかかったことがある方も麻しん・風しん（ＭＲ）混合の予防接種は受けられます。 過去に罹患したかどうかはっきりしない場合は、麻しん・風しん（ＭＲ）混合ワクチンの接種をおすすめします。

注意事項

下記に当てはまる方は、十分にご注意ください。

• MRワクチンによる強いアレルギー症状（アナフィラキシーなど）を起こしたことがある方
• 妊娠している方
• 予防接種を受けたかどうかわからない方
• 免疫機能に異常のある疾患を有する方
• 免疫力抑制をきたす治療を受けている方

また、接種後2か月の間は妊娠を避けることを推奨します。

抗体検査とは

抗体検査とは、病原体に対する抗体（免疫のもと）の有無や量を確認する検査のことです。 麻疹などの場合は、抗体価の低いことが感染のリスクに直結しますので、予防接種によって抗体価を上げる事がとても大切です。 また、海外では色々な感染症が流行しているため、事前に検査や予防接種をしておく方が良いでしょう。

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