多汗症・ワキガ治療（保険適用）|豊島区の池袋皮膚科ではボトックス治療を行っております

当院では、原発性腋窩多汗症に対してボトックス注射、外用薬治療の処方を行っており、保険適用が可能です。

特別な原因がないのにワキに多量の汗をかく病気を原発性腋窩多汗症といいます。
ワキガは腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれ、皮膚のアポクリン腺から分泌される汗が原因で強い臭いを発する症状で、運動時などにかく汗の臭いとは異なる特有の臭いがします。

• 原因不明の過剰なワキの汗が半年以上前から続いている
• さらに、以下の6項目のうち、2項目以上に当てはまる方
  • 両ワキで同じくらい多くの汗をかく
  • ワキの汗が多いため、日常生活に支障が生じている
  • 週に1回以上、ワキに多くの汗をかくことがある
  • このような症状は25歳より以前にはじまった
  • 同じような症状の家族・親戚がいる
  • 眠っているときはワキの汗がひどくない

ラピフォートⓇワイプ

ラピフォートⓇワイプは1日1回使い切りで使用できる、脇汗の量を抑えるお薬です。
原発性腋窩多汗症の方が対象となります。
有効成分が汗を出す指令をブロックし、脇汗による日常生活の困りごとを減らすことが期待できます。
効果を実感するためには、毎日の使用を継続することが大切です。

※当面の間、1回の診察で最大14日間分の処方となります。

エクロックゲル

エクロックゲルは塗り薬（外用薬）で、軽度の方でも使用できるのが特徴です。
汗を分泌する「エクリン腺」に作用し、発汗を抑制するため原発性腋窩多汗症の症状改善効果が得られます。内服の抗コリン薬と違い、塗った部分（わき）へ作用し、全身性の副作用は少ないと考えられます。
使用方法は1日1回、適量を腋窩に塗布します。

アポクリン腺からの汗の分泌を少なくすることでワキガの臭いは起こりにくくなるとされています。
ボトックス注射は、ボツリヌス菌毒素を原料とし安全に加工された医薬品です。ボトックスの多汗症治療は、わきの下に汗をかきやすい人の治療として簡単・安全でとても効果的な治療方法です。
治療時間は5～10分程度です（問診や検査の時間を除きます）。
効果は一回の注射で4～9か月持続するので、年に1～2回程度の治療で汗を抑えることができます。

治療の流れ

1. 問 診

まずは問診で、原発腋窩多汗症の診断基準を満たすかどうか診断します。

2. 採 血

原発腋窩多汗症と診断された場合は、採血検査にてボトックス注射施行に問題ない肝腎機能かを確かめます。

3. 治 療

ボトックス薬剤は取り寄せとなり、初診から1～2週間後にボトックス注射施行となります。
※ボトックス注射の際にはご家庭で剃毛してご来院をお願い致します。

治療費

ボトックス治療の他に多汗症の治療として、手汗やワキ汗に有効な塩化アルミニウム水溶液を処方しております。
塩化アルミニウム水溶液は、わき・手・足などの汗の気になる部分に塗り続けることにより、汗腺の分泌細胞を退化させ、汗の分泌を減少させる効果があります。